校章のロゴ 学 校 通 信 平成30年6月29日
東京都立葛飾盲学校長
山岸 直人
(第4号)

幼稚部で大切にしていること

教諭(幼稚部主任)  桐生 麻野

梅雨らしい日々が続いています。気温も湿度も高く、体が疲れやすくなる時期です。体調には、十分に留意し、初夏を元気に過ごしていきましょう。

 

あと一か月程で、一学期が終わります。終わってみると早く過ぎ行く日々と感じてしまうことが多いですが、だからこそ、一日一日をその分大切にしたいものです。

 

さて、幼稚部で大切にしていることは、主に4つあります。1つ目は、「遊びを通して学ぶ」ということです。子供たちは、遊びの中で好きな物や好きなことを見つけ、自分から周りの人や物、周りの世界に関わっていこうという意欲が育ちます。意欲がすべての学び、成長の基礎となります。

2つ目は、「いろいろな物に触れる体験」です。本校では月に1回、食材体験が行われます。食材の全体像を五感を使って捉え、半分に切って断面を確認したり、調理をして変化を確認したりもします。手の感覚で言えば、乾いた状態や温かい状態から、濡れた状態や粘々した状態、冷たい状態などにも触れられるように環境を整えます。食材体験の他に、感触遊びなど(例:スライム、小麦粉粘土、絵の具遊びなど)を通して「いろいろな物に触ることができる手」、を育てていきます。

3つ目は、「いっしょは、楽しい」という経験です。学校では、いつも教員や友達と一緒に過ごしていることを意識できるようにし、人との楽しい体験を通して、意欲や社会性を育てていけるようにしています。

4つ目は、「子供自らの主体的な活動」です。幼児期の子供たちは、周りを見て模倣して学ぶ時期です。視覚的な模倣が難しい場合、大人が一つ一つ手を添えて教えることも多いと思います。ただ、できそうな動きが見られるようになってきたら、徐々に支援を減らして自分の判断で行動する態度が育つように促すことも必要と考えます。また、玩具などに自分から興味をもちながら触ったり、探索したりしているときには、見守りをして、子供自ら主体的に関わって「気づく」ことができるようにする機会も必要と考えます。

 

一日一日の意識的な取組の積み重ねが、個人差はありますが、いつしか大きな力になっていきます。これからも、一日一日を大切に過ごしていきましょう。