校章のロゴ 学 校 通 信 平成30年7月20日
東京都立葛飾盲学校長
山岸 直人
(第5号)

出会い

主任教諭(中学部主任)  藤波 暁

全校48名でスタートした平成30年度、新しい生活が始まり、早いもので4か月が過ぎました。そして、本日、1学期終業式を迎えることができました。

1学期を振り返ると、4月、幼稚部、小学部、中学部ともに新入生・転入生を迎え、新しい仲間、教員との出会いから始まりました。新入生や転入生のみなさんは、初めは慣れない環境に緊張すること、不安な思いもたくさんあったことと思いますが、現在は、葛飾盲学校の大切な一員として様々な場面で立派に活躍しています。

新しい出会いから4か月、48名、一人一人が、それぞれの日々を重ね、共に生活する中で成長し、本日の終業式を迎えられたことに感謝したいと思います。

 

中学部では、6月中旬に生徒たちにとって大きな出会いがありました。福井県立盲学校中学部2、3年生2名が、東京での修学旅行の最終日に本校を訪問し交流会を行いました。その1か月前、初めは「自分たちの力で何ができるか」ということから交流に向けた活動が始まりました。それから、生徒たちは自ら考えることを始めました。そして、話し合い、準備を重ね、当日の進行まで協力して自分たちの力で取り組みました。交流会では、自己紹介で互いを知り、ゲームやクイズで笑い合い、そして、全員で歌声を響かせた瞬間は、胸が熱くなったことをはっきりと憶えています。この「出会い」は生徒たちをまた一回り大きく成長させてくれました。懸命に準備し、心から温かく迎え、楽しみ、そして、互いの優しさを伝え合うことができたすばらしい出会いでした。

あれから1か月、福井県立盲学校との交流は今でも続いています、贈ったプレゼントを通して。プレゼントは、「思いの種」という生徒が一生懸命に手作りしたもので、紙すきを行って花の種をすき込んで作りました。2名の生徒さんは福井に持ち帰った後、この思いの詰まった植物を育ててくれているそうです。先日、「毎日水をあげています。そして、芽が出て順調に育っています」という便りが届きました。生徒たちがこの地で吹き込んだ命が、福井の空の下で生まれ、そして、成長し続けている。生徒たちの思いが確実に実を結んでいる、素敵なことだと思います。両校の生徒たちはきっと、これからも交流を通して植物に負けないくらい成長していくことでしょう。

 

明日から夏休みに入ります。この夏、一人一人にきっと、すばらしい「出会い」が待っているはずです。出会いを大切に、充実した生活を送ってくれること、切に願っています。

9月3日の始業式、全員が元気な姿を見せてくれることを楽しみにしています。